新年のご挨拶

謹 賀 新 年   新年明けまして、おめでとうございます。令和3年を迎え、時の早さを感じるとともに、昨年から続く、新型コロナウイルスの感染症拡大というパンデミックは、世界経済・社会にこれまでにないほどの影響を与え、約1年が経ちました。今なお、感染症との戦いは世界中で続き、イギリスをはじめとする変異種の発生など、まだまだ先が見通せない不安感があります。新しい年の門出に、各人のおかれる状況は様々かと思いますが、本年が昨年より少しでも安心して過ごせる日常を取り戻し、明るい生活を過ごせますよう、心より祈念申し上げます。 さて、旧年中は九州では7月に熊本を中心とした豪雨災害がございました。被災した方やご関係の皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、1日でも早い復興を祈念いたします。私どもも、運営には大きく影響はなかったものの、一部敷地内の土砂崩れが発生し、現在復旧作業中でございます。毎年のように各地で発生する自然災害が、いつの間にか常となってしまっているような昨今です。ご高齢の皆様の生活の場となる施設を運営する我々には、こうした気候環境の大きな変動は大きなリスクとなっています。国連が採択した持続可能な開発目標(SDGs)は、様々な国や自治体、企業などによって推進されています。みやま市でも、資源循環のまち宣言がなされ、私どももこうした全人類的問題を他人事と思わずに、再生可能エネルギーの活用や電力消費の軽減など、環境負荷の少ない運営に努めております。私どもの取り組みは微力でも、「塵も積もれば山となる」の精神で、少しずつでも貢献して参りたいと思います。 また、介護を取り巻く世情は引き続き難しく、団塊の世代が後期高齢者を迎える2025年に徐々に近づきつつあります。人材確保や育成、地域ごとの実情など様々ございます。そのような中のコロナ禍です。私どもの施設スタッフは緊急事態宣言の中でも、常に勤務を行って参りました。介護という近接でのケアサービスを行うことを避けがたいサービスとなりますので、医療従事者同様に、非常に感染リスクの高い場でのサービスとなります。今冬も、最大限感染リスクを考えながら、施設運営を行なって参りたいと思います。面会や出入りの制限等ご家族皆様にはご迷惑をおかけしているところでございますが、何卒ご理解賜り、個別相談をしながら対応して参りたいと存じます。さらに、こうした制限に、ご利用者・ご家族の皆様の負担や不便にならないように、支払い方法の口座振替の導入や、テレビ電話での面会、メールでのご案内などを導入させていただいておりますので、ご活用頂ければと存じます。今後も、こうしたツールを活用することで、アクセスしやすい運営に努めて参りたいと存じます。 それでは、簡単素地ではございますが、旧年中のご温情への感謝と、新年の挨拶と変えさせていただきます。本年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。 代表取締役社長 大田黒靖之