介護福祉士として働きながら目指す場合は最低5年

介護福祉士として働いている方がキャリアアップとしてケアマネージャーを目指す場合、最低5年の期間が必要となります。その理由は、ケアマネージャーの資格取得のためには「介護福祉士としての実務経験を5年以上」積む必要があるからです。実務経験とは、実際に介護業務に関わった期間を指します。5年以上働いており、施設からの評価も高く問題ないと判断されれば、ケアマネージャーの資格のための試験を受けることが可能です。

この際、雇用形態はパートでも正社員でも問題ありません。「介護福祉士として5年以上経験を積んでいること」が大きなポイントです。

無資格・未経験で目指す場合

介護福祉士の資格がなく、未経験からケアマネージャーを志す場合、最短でも8年は必要になります。ケアマネージャーになるためには、先に介護福祉士にならなければなりません。介護福祉士の資格を取得するためには、「最低3年以上の実務経験」が必要です。また、介護福祉士として介護の現場で働き始めてから5年以上経過しなければ、資格取得要項を満たしていないとして、ケアマネージャーの試験を受けられません。そのため、ゼロからのスタートの場合、最低でも8年か、またはそれ以上の期間が必要になります。

介護職では、実務経験を積んで経験値を上げていかなければなりません。資格を取って働き始めてから、日数計算で実務経験は計算されます。途中で産休などの長期休暇を取った際は、休んでいる間の日数は実務経験として換算されないため注意してください。

介護職員の1人として、キャリアアップのためにケアマネージャーを志す方も少なくありません。場合によっては、医療関係者が転職や新しい可能性を広げるために受験することもあります。一朝一夕では実現しない資格ですが、ステップアップや転職する際の目標にするのもおすすめです。

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